初診について
診察室での問診から手術までの流れを説明したいと思います。病院へ来院するに至るまでの経緯からお話を聞いてみたいと思います。当院の場合は、1階で問診、2階で手術や検査を行います。
問診 今回、どのようなことをお悩みで来院されたか、どのくらいの期間、悩まれているのか、いままで罹ったことがある病気、手術したことがあるのか、内服薬の種類、アレルギー、お酒・たばこなどの嗜好品や職業、家族に大きな病気を抱えている方はいないかをインタビューします。問診と同じように大切なことは、実際にカラダの不調をきたしている場所を診て、聴いて・触っていきます。例えば、鼠径ヘルニアであれば、患者さんの大半は、立つ、歩く時に鼠径部が膨らみますが、寝ると治るという症状があります。痔の場合は、痛みや出血、脱出する膨らみが引っ込むのか、出っ放しなのか、が大切なキーワードになります。注意深くお話と診察をします。時に想定していない恐ろしい病気が隠れていることもあります。
検査 次に手術と麻酔に耐え得るカラダであるか検査を行います。詳しく説明すると、採血検査、尿検査、感染症検査、これは、肝炎などの感染症検査です。2022年5月1日現在ではコロナウィルス検査も含みます。心電図、胸部レントゲン検査、呼吸機能検査です。これらの検査は手術によるダメージからすぐに回復できるのか、麻酔に耐えられるのか、手術で病気を誘発してしまわないか、精密検査しております。もし仮に、これらの検査で引っ掛かることがあるようであれば、その病気を先に治すべきか、もしくは今悩まれている病気を優先するか、主治医が決めていきます。