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変形性膝関節症の治療法|ヒアルロン酸だけじゃない選択肢
「膝が痛い」「階段の上り下りがつらい」
それは変形性膝関節症かもしれません。
進行を防ぐために、ヒアルロン酸注射だけでなく、幅広い治療法を知っておくことが大切です。
🔍 変形性膝関節症とは?
加齢や膝の使いすぎにより、膝の軟骨がすり減り、炎症や変形が起きる病気です。
進行すると膝がO脚のように変形したり、歩行困難になることもあります。
🦵 主な症状と進行度
- 朝や動き始めに膝がこわばる
- 歩行時や階段で膝の痛みが増す
- 正座やしゃがむ動作が困難
- 膝の腫れや熱感
- 変形・O脚傾向が見られる
💉 よく知られる治療法:ヒアルロン酸注射
関節内にヒアルロン酸を注入することで、関節の潤滑性を高め、炎症を抑える治療法です。
定期的な注射で、初期〜中等度の症状に効果がありますが、進行した関節症には十分な効果が得られないこともあります。
🔄 他の治療法には何がある?
ヒアルロン酸以外にも、状態やライフスタイルに合わせた治療が選択可能です。
1. 内服薬(消炎鎮痛薬・サプリメント)
- NSAIDs(ロキソニン、セレコックスなど):炎症と痛みを緩和
- コンドロイチンやグルコサミン:軟骨の栄養補助
2. 理学療法・運動療法
- 大腿四頭筋の強化:膝の安定性向上
- 膝に負担をかけないストレッチや水中運動
3. 装具療法
- 膝サポーターやインソールによって膝への負荷を分散
4. トリガーポイント注射・神経ブロック
- 膝周囲の筋肉の緊張や神経痛に対し、即効性のある鎮痛処置
5. 再生医療(PRP療法、幹細胞治療)
- 自己血液から抽出した成分を注射し、組織の修復促進を目指す治療
- 自由診療が多く、症状が進行する前に検討する選択肢
6. 手術療法
- 関節鏡手術、骨切り術、人工膝関節置換術(TKA)など
- 日常生活に支障が大きい場合に選択される
🏥 当院の取り組み
当院では、ヒアルロン酸注射だけでなく、患者さまの状態や希望に合わせて多角的な治療を行っています。
日常生活のアドバイスや、痛みのコントロール、運動指導、再生医療の相談まで幅広く対応いたします。
🔚 まとめ
内容 | ポイント |
---|---|
変形性膝関節症とは | 加齢や軟骨の摩耗による関節変形と痛み |
代表的治療 | ヒアルロン酸注射、運動療法、内服薬など |
新しい選択肢 | 再生医療、トリガーポイント注射、装具療法など |
治療の考え方 | 進行度や生活スタイルに応じた柔軟なアプローチが重要 |