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手術方法

鼠径ヘルニアとは

臓器が体の弱い部分やすき間から出てくる状態を「ヘルニア」といいます。鼠径ヘルニアとは、下っ腹、足のつけね付近である鼠径部で起こるものであります。出っ張ってくる臓器が、小腸や大腸が出てくるため、「脱腸」とも呼ばれています。生まれつきのものが多いですが、成人では鼠径部の組織が加齢とともに体を覆っている筋肉が弱くなることが原因になります。鼠径ヘルニアは自然に治ることはありません。手術が唯一の治療法です。

手術の方法

そけいヘルニアの手術は、現在、大まかには2つの方法があります。
1つ目は、皮膚を切開する手術で、鼠径部を5㎝ほど切開し、開腹して修復します。これを前方到達法と呼んでおります。
2つ目は、小さな傷からカメラを挿入し、腹腔内から修復します。これが、腹腔鏡下手術とよぶ手術の方法です。
どちらも鼠径ヘルニアを修復することを目的に開発されています、治すというゴールは一緒です。しかし、どちらの方法も、メリットとデメリットがあります。メリットとデメリットをふまえて患者さん自身が手術方法を決めるべきであると考えます。

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